Jouji Tsubota 坪田譲治について
シンコー印刷の敷地内に
坪田譲治の生家跡が。
日本児童文学における三大作家の一人に挙げられる坪田譲治は、明治23年(1890年)3月3日、御津郡石井村島田(現・岡山市北区島田本町)に生まれました。実は、「坪田譲治生家跡地」が残る場所は、当社の敷地内にあたるのです。
生家の北側を流れる小川にかかった石橋は、譲治が79歳のときに書いた子ども向けの随筆集『かっぱとドンコツ』の中に、「エヘンの橋」として登場します。譲治が幼いころ遊んだといわれる樹齢100年以上の「クスノキ」はいまも健在。この大木のたもとに、坪田譲治生家跡の「石碑」が建てられています。
譲治は、昭和57年(1982年)7月7日、92歳で永眠。雛祭りに生まれ、七夕に天寿を全うした、生まれながらの童話作家・坪田譲治。生家跡地では、その面影の一端に触れることができます。
- 晩年の作品に登場する
「エヘンの橋」
- 「坪田譲治先生生家跡」と刻まれた銅版がはめ込まれた万成石の「石碑」
Jouji
Tsubota
Tsubota
- 坪田 譲治(1890〜1982)
- 小川未明、浜田廣介と並ぶ日本児童文学・三大作家の一人。1939年・新潮文芸賞、1955年・芸術院賞を受賞。1963年・芸術院会員。また「びわの実学校」を主宰し、後進の育成に尽くした。郷土岡山を舞台とした「善太と三平」物を中心に、その作品は年齢を問わず広く親しまれている。
- ●人物写真・書籍写真提供
岡山市立中央図書館
坪田譲治
作品紹介(一例)
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- 「風の中の
子供」 - 坪田譲治 著
(株)新潮社
※版元品切れ
- 「風の中の
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- 「子供の四季」
- 坪田譲治 著
(株)偕成社
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- 「かっぱと
ドンコツ」 - 坪田譲治 著
(株)講談社
- 「かっぱと
坪田譲治
文学賞
岡山市出身で、わが国の児童文学に新しい分野を拓いた、岡山市名誉市民の故坪田譲治氏のすぐれた業績を称えると共に、市民の創作活動を奨励し、市民文化の向上に資することを目的として、昭和59年12月に坪田譲治文学賞が制定されました。
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